UBS ウォーバーグ証券による電通株の誤発注

UBS ウォーバーグ証券による電通株の誤発注

2001 年 11 月 30 日、電通が東京証券取引所第一部に新規上場しました。

終値は 47 万円で時価総額は 6500 億円強となり、この年の新規上場会社としてマクドナルド(7 月上場)を抜いて最大になっています。

しかし、この日 UBS ウォーバーグ証券が大量の誤発注をしており、もし正常な注文だけであったなら、もっと高い株価を付けていたものと思われます。

UBS ウォーバーグ証券は取引開始直後に 「61 万円で 16 株」と入力すべきところを「16 円で 61 万株」として、売り注文を出してしまいました。

更に、コンピューターに警告画面が表示されたのに、担当者は無視して実行してしまったのです。

この注文は 9 時 2 分に取消されましたが、2 分間で 16 円ではないものの、40 万 5000 円から 42 万円で約 6 万 5000 株の売買が成立しました。

初値が 42 万円で終値は 47 万円(ストップ高)でしたが、UBS ウォーバーグ証券の誤発注がなければ、初値も終値も高くなっていたことでしょう。

UBS ウォーバーグ証券は、誤発注に気付いてから買戻しを行いましたが、5 万株とも言われる不足分については、電通株を保有する複数の金融機関から株券を一時的に借りて調達しました。

この誤発注の問題点は、以下の通りです。

  • 株価と株数の入力ミス
  • 警告画面の無視
「61 万円で 16 株」のはずが「16 円で 61 万株」売り注文
日本経済新聞 2001/12/1 朝刊

リンクはご自由にどうぞ。以下をご利用下さい。
<a href="http://www.erroneous-order.com/">株式投資や為替取引のリスクマネジメント</a>
<a href="http://www.erroneous-order.com/facilities/011130/index.html">UBS ウォーバーグ証券による電通株の誤発注</a>