ドイツ証券による日経 225 先物の誤発注

ドイツ証券による日経 225 先物の誤発注

2010 年 6 月 1 日、ドイツ証券は大阪証券取引所に日経 225 先物の大量の売り注文を出しました。

午前 9 時の取引開始直後から約 1 分間、前日の日経平均終値 9768 円 70 銭より 70 円前後安い指値の売り注文が、少量ずつ約 12000 回繰返されました。

  • 日経 225 先物(1 枚は取引金額の 1000 倍)に約 124 万 4000 枚
    • 当日の発表では「9700 円に約 20 万枚/9690 円に約 79 万枚で、合計 6910 回」という報道だったが、翌日の発表で増えた模様
  • 日経 225 ミニ(1 枚は取引金額の 100 倍)に約 481 万 5000 枚
    • 当日は発表されず、翌日に発表

誤発注金額は、国内の証券取引所で過去最大の約 16 兆 7355 億円で、大証の通常の取引の 10 倍以上です。

注文の総量が一定量を超えた段階で、異常に気付いた大証がドイツ証券に連絡して、誤注文は取消されました。

前日の英米市場が休場で商いが薄かったこともあり、日経平均先物 6 月限は午前 9 時 1 分に前日比 110 円安の 9650 円に急落しましたが、9 時 2 分に 10 円安の 9750 円まで戻しました。

現物の日経平均株価も裁定取引による売りが出て、9 時 1 分に前日比 110 円 26 銭安の 9658 円 44 銭の安値を付けています。

午後になってドイツ証券は、「システムのプログラムの不具合で、必要な注文を上回る発注をした」と明らかにしました。

上記の売り注文のうち、約 550 億円分が約定したと見られています。

ドイツ証券は、「取引を自己勘定部門で行ったため、顧客に影響はなかった。誤発注の売値も相場の水準に近く、損失額は軽微」としています。

この誤発注の問題点は、以下の通りです。

  • 発注システムの不具合
  • 当日の情報開示が不完全
ドイツ証券が注文ミス
日本経済新聞 2010/6/2 朝刊

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